石崎真琴と申します。私は長年にわたり、製造業の自動化とセキュリティの領域で活動してきた経験を持ち、現在は日本の製造業を支えるセキュリティコンサルタントとして活動しています。ここでは、私の経歴と現在の事業、そして私たちが直面しているサイバーセキュリティの課題についてご紹介いたします。
氏名
石崎 真琴
経歴
大学を卒業後、システムインテグレーターに就職し、車載システムの設計開発に携わりました。この期間中、コネクティビティの普及が進むにつれ、セキュリティの重要性が高まっていることに気づきました。これを機に、私はペネトレーションテストを専門とする部署のマネージャーとして、セキュリティ分野でのキャリアを積むことになります。
その後、私のキャリアは新たな転機を迎え、教育およびコンサルティング業界への転職を決意しました。この新しい役割で、私は企業様向けに情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)や品質マネジメントシステム(QMS)などの認証導入を支援していました。この経験を通じて、セキュリティと品質の重要性をより深く理解し、さまざまな企業がこれらの課題を克服するための支援を行っています。
セキュリティコンサルタントとしての経験を生かし、幅広い業界のセキュリティ課題に取り組んできました。この過程で、特に一つの化学メーカーとのプロジェクトが印象深いものとなり、私の専門知識と貢献が高く評価されました。結果として、その企業から直接オファーを受け、現在は同社のセキュリティ責任者として、組織全体の安全確保とリスク管理をリードしていました。
現在
日本は製造業を中心とした高度な技術力で世界に名を馳せていますが、その発展の陰でサイバーセキュリティの脅威も高まっています。工場の効率化とシステムの高度化が進む中、人口減少による労働力不足を補うためのシステム化が一層求められています。しかし、この進展はサイバー攻撃のリスク増大をもたらしています。実際に多くの企業がサイバー攻撃の被害に遭っており、ランサムウェア攻撃や情報流出が社会問題となっています。
攻撃手法は特定のターゲットへの攻撃、不特定多数に向けた攻撃、負荷をかける攻撃、脆弱性(セキュリティホール)への攻撃、パスワードに関する攻撃など多岐にわたります。特に脆弱性を突く攻撃が増加しており、Webサーバの脆弱性、SQLインジェクション攻撃などが目立ちます。これらの攻撃により、企業は莫大な経済的損失を被り、その被害額は年間320億円にも上るとされています。
日本の製造業が直面するサイバー攻撃の脅威が増大している現代において、石崎興業はその対策として立ち上げました。私たちは、製造業を中心にセキュリティコンサルティングサービスを提供し、様々な企業が直面したサイバー攻撃事例から学び、企業が絶えず変化する脅威から安全を守るために日夜尽力しています。多様な攻撃手法に対抗し、企業のデジタルトランスフォーメーションとセキュリティ強化を支援しています。
さらに、私たちは法人ではなく、専門知識を持つ個々のプロフェッショナルの集まりとして、柔軟かつ効率的に対応できる体制を整えています。必要に応じた支援を提供しますが、システム全体の受託や責任の負担はできません。しかし、その柔軟性が私たちの強みです。費用は非常にリーズナブルでありながら、情報安全確保支援士や中小企業診断士、会計士などの専門家との提携により、必要に応じてスポット依頼することができます。システム化を検討する際の相談や、最新技術に関するアドバイスも行い、企業のニーズに合わせたカスタマイズされた解決策を提供します。
石崎興業は、サイバー攻撃の脅威から企業を守り、安全な製造業の未来を築くための信頼できるパートナーです。私たちは、現在のセキュリティ課題に対する深い理解と専門知識を活かし、各企業が直面する独自の課題に対して、最適なセキュリティ対策とデジタル化支援を提供しています。福岡、北九州、大分にて数社様と契約を結んでおり、コンサルティングだけではなく、教育やIT投資のアドバイスもしています。
実績
- 化学・機械関連セキュリティコンサルティングDX推進(北九州): 化学および機械製造業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の先駆者として、セキュリティの強化と業務のデジタル化を実現。このプロジェクトでは、業界特有の課題を克服しつつ、先進的なセキュリティ対策を組み込み、企業の競争力を高めることに成功しました。
- 鉄工所DX推進・セキュリティコンサルティング(久留米): 伝統的な製造業である鉄工所のDX化をリード。最新のセキュリティ技術を駆使して、生産性の向上と情報セキュリティの確保を同時に達成。この取り組みにより、顧客データの保護と効率的な製造プロセスが確立されました。また、中小企業診断士との緊密な提携を通じて、久留米鉄工所のIT投資戦略を策定しました。IT投資の方向性を明確にし、リスクと効果のバランス、会計面からのアドバイスを提供することで、企業のデジタルトランスフォーメーションを効率的かつ効果的に推進しました。さらに、各種リスクの分析とその効果を評価することにより、情報セキュリティだけでなく、会社全体のリスク管理体制の強化に寄与しました。
- 食品関連セキュリティコンサルティング(大分): 食品産業におけるセキュリティリスクの特定と対策の導入を通じて、安全かつ信頼性の高い製品供給チェーンの構築をサポート。このプロジェクトでは、食品安全管理システムの強化とともに、消費者信頼の獲得を目指しました。
複数の分野での深い専門知識と実践的な経験を活かし、クライアント企業が直面する複雑な課題に対して、カスタマイズされた解決策を提供してきました。セキュリティリスクの低減とデジタルトランスフォーメーションの推進を通じて、企業価値の向上と持続可能な成長の実現に貢献しています。